第2章 生みの苦しみ 92〜104ページ

今回は第2章 「生みの苦しみ」の92ページから第2章最後の104ページまでを読みました。

 

 ここでは、特許取得の過程や、正森との2度目のコンタクト、超音波に詳しい人を探す過程、などが綴られています。

 

 「とにかくプロトタイプを作れ」とアドバイスをくれたミッチさんから声がかかって、投資家たちに対してプレゼンテーションをする機会を得た中西氏は、アイデアがパクられることを防ぐために、特許の出願を済ませることを決めます。そこで、日本で開かれた合コンで知り合った友人の友人である弁理士に声をかけます。最初のメールでは反応が無かったが、2度目のメールに返信があり、結果的に特許を取れるように申請書をまとめ上げ、中西氏は無事にプレゼンテーション前に特許の出願をすることができました。しかし、プロトタイプの製作は、九頭龍さんが忙しいこともあって、止まってしまいます。

 

 困った中西氏は、正森にコンタクトをとり、正森は開発に出来る限りの協力を約束してくれます。それから、色々な人に電気回路がわかる人の紹介を仰ぐと、面白いように人脈がつながり、日本の超音波研究の第一人者につながります。しかし、中西氏はやるべきことが山積みで日本に行くことができなかったので、代わりに正森に話を聞きに行ってもらうことにします。正森がDFreeの構想を話すと教授は、「このアイデアはヘルスケアや超音波業界を大きく変える。きっと世界中に広がる技術になる。」と言ってくれます。教授は決して、できないとは言わなかったことから、中西氏は出来る可能性があると解釈します。

 

 今回読んだ部分で、中西氏の人脈に驚きました。次から次へと新しい人と出会い、最後には求めてるような人材にたどり着いてしまう。運もあると思うが、その運を引き当てる人脈の広さは、中西氏の力だと思いました。