「10分後にうんこが出ます」 まえがきを読んで

 本日から、「10分後にうんこが出ます」の感想を毎週投稿していきます。

 

 まず私はこの本のタイトルを見て、昨年流行したうんこドリルのように人々の興味をひくために、「うんこ」という面白い例えを用いたタイトルだと思いました。しかし、タイトルのあとに、「排泄予知デバイス開発物語」と書かれており、本当にうんこ、排泄に関わっていることを知って驚きました。

 

 今回は、まえがきである7ページまで読み進めました。

 

 このまえがきには、排泄予知デバイス「DFree」がどのようなものかということや、作者の考えなどが述べられています。

 

 私がまえがきで一番印象的だったのは、「僕たちが開発しているDFreeが対象として想定するのは、排泄をするすべての人。つまり全人類が相手だ。これはビジネスとしてもビッグチャンスである。」という部分です。

 

 この部分を読んで、言い方は悪いが、作者は本気で言っているのだろうか?と思ってしまいました。考えてもみてほしい。うんこに関することで、全人類をターゲットにしようとしている。多くの人が最初は鼻で笑ってしまうだろう。しかし、作者は本気でそう考えており、現に装置を開発し、排泄のビッグデータを集めている。起業する人や、新しいものを開発する人は、他の人が考えないようなことを実行する、勇気と強い意志を持っている人だと思いました。中西氏の開発のきっかけ、原動力は自らのお漏らし体験であり、よっぽど恥ずかしく衝撃的だったのでしょう。みなさんも恥ずかしい出来事を思い出せば、何か新しいアイデアが浮かんでくるかもしれません。

 

次回は第1章から読み進めていきたいと思います。