第4章 資金調達 重大な経営判断

 今回は第4章 資金調達 重大な経営判断という部分を読みました。

 

 クラウドファンディングへの挑戦中に、尿検知タイプと便検知タイプのDFreeの発売時期を揃えるか、ずらすかという問題にあたりました。

尿は安定した液体であるので、検知が簡単なのだが、便は硬かったり柔らかかったりし、さらに直腸は膀胱の奥にあるためノイズが入りやすい。便は正確に位置や量を検知することが尿よりも難しいのです。不完全な段階で便検知タイプを出荷すれば、ユーザーを落胆させてしまう、1日の排泄介助のうち、回数は圧倒的に尿の方が多い、ということを考慮した結果、尿検知タイプを先に出荷するという決断をしました。

  その後は、中西氏の正森についての思いや、正森の当時の思いが綴られています。

 

 企業が初めて製品を出荷するとき、その製品がブランドのイメージに大きく影響するので、とても慎重な判断をしないといけないことが分かりました。正森は、ボランティアで献身的に手伝い続けてくれて、中学時代からの親友という、強い絆があってからこその、結果だと思いました。